一般外来
当院の一般外来について
目の中は自分で確認することができないので、何の検査なのか不安になることもあるかと思います。
当院では笑顔で明るい対応をすること、また患者様が不安にならないように丁寧に説明を行うことを心掛けています。
検査や診断時にはしっかり患者様とお話をし、見落としがないよう、生活面や環境面も考慮の上診断を行っています。
眼科は検査の都合上、検査室や診察室など暗い部屋が多くあるため、暗いイメージになりがちですが、当院ではなるべく顔を見てお話ができるように、できる限り明るく広い空間で診察や治療を行うようにしています。
近視・遠視・乱視
近視
近視とは、近くが見えやすく、遠くのものが見えにくい症状のことです。
近視の原因には、遺伝要因と環境要因があります。
パソコンやスマホ、ゲームなど、近くを注視する機会が増えることで、症状が悪化する方が多くなりました。
遠視
遠視とは、網膜の後ろにピントが合い、目標とする距離の調整ができない状態のことです。
遠視がひどくなると、ピントを合わせるために目に負担がかかり、「目の疲れ」「頭痛」「肩こり」など身体的症状が出る人もいます。
乱視
乱視とは、物が多重に見えるのが特徴です。
レンズの働きをする部分のゆがみが生じるため、焦点が合わなくなることが原因で起こります。
老視
ものもらい
ものもらいとは、まぶたの際(きわ)にできる炎症のことです。
脂や汗をだす腺が詰まり、細菌感染や詰まった分泌物の化膿によって、腫れる場合もあります。
抗生剤で消炎しますが、腫れがひどい時には切開や穿刺をします。
結膜炎
結膜炎とは、まぶたの裏側と白目部分が赤く充血して炎症を起こす病気のことです。
アレルギー性結膜炎、感染で起こる細菌性結膜炎、ウイルス性結膜炎などさまざまな種類があります。
白目が充血しているので、自分でも結膜炎とすぐに判断できますが、どの種類の結膜炎なのか、何が原因なのかなど、原因を調べる必要があります。
感染性の結膜炎もありますので、目が充血している場合には当院にすぐご相談ください。
花粉症(アレルギー性結膜炎)
アレルギー性結膜炎とは、目の表面に花粉などのアレルギー物質が付着して、結膜に炎症を起こす病気です。
まずは、どのアレルゲンが原因なのかを特定することが必要となりますので、「かゆみ」「目の充血」「涙が止まらない」などの症状が現れ、一定期間続くようであれば、一度ご相談ください。
ドライアイ
ドライアイとは、涙の量の不足や、涙の質が悪くなって、目の表面を潤す力が弱くなる病気です。
パソコンやスマホを見る時間が多く、まばたきが減ることで、ドライアイが進行し、「目がゴロゴロする」「目がかすむ」「目が疲れやすい」「目が乾く」といった症状が出てきます。
最近ではお子様のドライアイも増加傾向にあります。
眼精疲労
眼精疲労は、物を見るだけで目が疲れる症状のことです。
「目がかすむ」「充血する」などの目の症状だけでなく、「頭痛」「肩こり」「吐き気」など全身症状がでることもあります。
白内障
目の中でレンズの役割をしている水晶体(目の中心)が濁る病気です。
正常時は、目の奥に映像がきれいに映し出されるのですが、白内障になると、映像の途中がすりガラスのように曇るため、かすんだりぼやけたりして見えなくなります。カメラでいうと、レンズに曇りがあり、写真がクリアに撮れない状態のことです。
昔は、見えなくなると失明していましたが、最近では手術で治すことができるようになりました。
緑内障
緑内障とは、視野が狭くなったり欠けてしまったりする病気で、ひどくなると失明する場合もあります。初期症状が全くなく、健診や他の病気で眼科に行った時の検査で知ることがほとんどです。
目は常に両目で見るため、片目だけ視野が欠けてもほとんど気づくことがありません。症状が現れた時には、かなり進行していることが考えられます。
目に少しでも違和感があれば、早めに医師の診断を受けてください。
飛蚊症
飛蚊症とは、「蚊が飛んでいないのに飛んでいるように見える」症状のことです。
ほとんどの原因は目の老化によるもので、眼底検査で確認することができます。
まれに一部網膜裂肛や網膜剥離に繋がるものがありますので、原因を特定するためにも検査を受けることをおすすめします。
糖尿病網膜症
糖尿病網膜症とは、糖尿病の合併症のひとつで、糖尿病が原因で網膜に障害が起こり、視力が低下する病気です。
初期症状はほとんどなく、症状が現れた時にはすでに重症化している恐れがあります。
手術は可能ですが完治することはないため、糖尿病と診断されたらすぐに眼科を受診して、合併症として糖尿病網膜症になっていないかを、早めに検査で調べましょう。
加齢黄斑変性
加齢黄斑変性とは、加齢により網膜の中心にある黄斑部分がダメージを受け、視力が低下する病気です。
視野の中心にゆがみやかすみがありますが、周囲はゆがみなく見えるのが特徴です。
加齢黄斑変性には、萎縮型と滲出型の2つのタイプがあります。萎縮型は、網膜色素上皮が萎縮し、徐々に視力が低下します。滲出型は、ゆがみや視野の中央が欠ける症状までの進行が早く視力を失うケースが多いので、早めに治療を開始する必要があります。
眼瞼けいれん(ボツリヌス療法)
眼瞼けいれんとは、自分の意思に反してまぶたが痙攣を起こす状態のことです。
主に、「まぶたのまわりがピクピクする」「目が開けづらい」「目が疲れる」などの症状があります。
ボツリヌス菌の注射をすることで痙攣を抑えることができますが、3ヶ月程度しか効果が続かないので、定期的に続けることが必要となります。